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ウルワツの風と断崖の端で燃え上がる炎

2026.8.15 – 2026.8.16

アメッドからウルワツ地区までの長い道のりの末、ようやく夜遅くに宿に到着した。遠い道のりを走って溜まった疲労と空腹が一気に押し寄せてきた。疲れた体を癒やすため、グラブフードで白身魚の唐揚げとご飯を注文した。バナナの葉の上にサクサクに揚げられた魚と調味料が一緒に盛られて届いた。炊き立てのご飯に、塩気と辛味の効いた調味料を混ぜ合わせ、魚の身をのせて食べると、思わず感嘆の声が漏れた。まさに長い移動の疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれる完璧なご飯のお供だった。

ウルワツの宿に到着後、グラブフードで楽しんだ魚の唐揚げと味付けご飯

8月のバリの涼しい風と南部へ向かうスクーター

翌朝、宿の屋上に上がってみた。屋上テラスには清潔感のあるラタンのソファと柔らかいクッションが並んでおり、横になって休むのに最適だった。横になってYouTubeを見たり、ドローンを飛ばして周囲の景色を撮影したりしながら、ゆったりとした時間を過ごした。8月のバリは不思議なことに、日陰に入りさえすればエアコンをつけなくても涼しく快適な風が吹き、滞在中ずっと心地よかった。

宿の屋上テラスに用意されたラタンソファの休憩スペース

午後にはパンダワビーチへ向かうため、スクーターをレンタルして出発した。ビーチへ行く途中に有名なローカル食堂があったので立ち寄った。スープ料理を注文して一口すすると、親しみやすく懐かしい味が広がった。まるで韓国で食べたピリ辛でさっぱりとしたスケトウダラ鍋(トンテタン)の味にそっくりで、スープを何度も口に運んだ。

韓国のスケトウダラ鍋のようにピリ辛でさっぱりとした地元の魚スープ料理
ルンダンを添えて注文したインドネシア風ナシゴレン

インドネシアの伝統的な肉料理であるルンダンをまだ食べたことがなかったので、ルンダンがのったナシゴレンも一緒に注文した。同行者が一口食べて「ルンダンは思ったより美味しくないかも」と残念がっていた。自分で食べてみると、じっくり煮込まれた肉の食感が少しパサついて硬く、期待したほどではなかったが、お腹を満たすには十分だった。

巨大な神話の森、ガーダ・ウィスヌ・カプチャナ公園

食堂を出ようとしたところ、遥か彼方の空にそびえ立つ巨大な銅像の姿が目に入った。好奇心に駆られ、食事を終えるやいなや、その銅像を目指してスクーターを走らせた。訪れたのはガーダ・ウィスヌ・カプチャナ公園(GWK)だった。近づくにつれ、青空を背景に立つ建造物の圧倒的なスケールに開いた口が塞がらなかった。

空高くそびえ立つ雄大なガーダ・ウィスヌ・カプチャナの巨大銅像

切り立った岩の崖が続く道を通り抜けると、雄大なガルダとウィスヌ神の像が多彩な姿で視界を埋め尽くした。巨大な岩山の崖の隙間から遥か彼方を見つめる銅像のビジュアルは、独特で壮観な景色を作り出していた。

高くそびえ立つ岩壁の隙間から見える銅像の景色
巨大な鷲の姿をしたガルダの頭部オブジェ
雄大に佇むウィスヌ神の胸像

ガルダの頭部やウィスヌ神の胸像など、精巧に彫刻された神話の登場人物たちを眺めながら歩き進めた。強い日差しの下、公園を出る途中で冷たいジェラートを一口かじった。口いっぱいに広がる爽やかさのおかげで、暑さが一気に吹き飛んだ。

銅像の見学を終えて歩く途中で味わった冷たいジェラート

断崖を越えて出会ったパンダワビーチとウルワツの夕日

ジェラートで暑さをしのいだ後、今日の目的地であるパンダワビーチに到着した。入り口に近づくと、断崖の岩肌に大きく「PANTAI PANDAWA」という地名が刻まれている光景に目を奪われた。

パンダワビーチへと続く道にある壮大な崖の地名表示
引き潮の時に現れた広い岩礁と、のどかなパンダワビーチの風景

ビーチに下りると、カヌーに乗る人々や波打ち際を散歩するグループが見えた。あいにく海水浴の準備をしていなかったため、目の前に広がる海を眺めながら砂浜を歩くことで満足した。ビーチ自体も果てしなく広かったが、何よりもビーチへと下りる進入路の両脇に屏風のように広がる巨大でたくましい崖がとても印象的だった。

パンダワビーチで海を満喫した後、宿の近くにあるウルワツ寺院へと向かった。断崖絶壁に位置するウルワツ寺院は、日没時間が近づくにつれて水平線の向こう側が赤い夕日に染まり始めた。切り立った崖と押し寄せる波、そして赤く燃える空が織りなす夕日は本当に美しかった。

ウルワツ寺院の断崖の上から眺めた赤く美しい夕日

断崖の端で響く原始の鼓動、ケチャダンス

ウルワツ寺院を訪れた最大の目的は、ケチャダンスを観るためだった。実に1時間半も列に並んで待った末に、野外劇場に入場することができた。大勢の観客の間に席を確保し、公演の始まりを待った。最初に始まった時は、ダンサーたちの動きやリズムを見て「うーん、これは何だろう?少し不慣れな感じがするけれど…」と思った。しかし、時間が経ち劇が進むにつれて、雰囲気は荒々しく熱く盛り上がっていった。

ウルワツ寺院の断崖の野外ステージで、炎とともに繰り広げられるケチャダンス

中央に灯された炎の周りで、数十人のダンサーたちが一斉に掛け声を上げながら舞台を揺らす瞬間は、鳥肌が立つほどだった。切り立った海岸の断崖という特別な場所で、夜空の下で繰り広げられる伝統芸能は、まるで遥か大昔の原始時代の呪術儀式の真っ只中に迷い込んだかのような、不思議で強烈な感覚を呼び起こした。1時間半待って鑑賞した甲斐が十分にあった、バリ南部旅行の忘れられないハイライトとなった。

旅の経路マップ
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